2010年07月09日

手仕事の風景4


続いて、革の野田孝一さんです。
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「電気ペンを使って お客さんのネーム入れをさせていただきました。英語 ひらがな カタカナ 桃のマークに 家や鍵の絵などなど。決して上手な字や絵では ありませんが 二日間で沢山のお客さんのネームを入れさせていただきました」




次は、木工の小林克久さん。
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「オーバルボックス製作実演を行いました。バンドの切削加工をし、小さな蒸し器で蒸した部材を曲げて銅釘で固定するまで。 普通の木工とだいぶ違う製作工程と曲げ木の作業を実際に見て、興味を持ってもらえたら思って行いました」と小林さん。
「 やっぱり曲げの作業は外では難しかったですね(笑) 実際に木を曲げる時は「オォ〜!」と声が上がったのは、嬉しかったです。 銅釘で留める所など、熱心に質問をされるお客さんが多かったですね。 今後はワークショップなども出来たらと思います」とのコメントを頂きました。




木工の芦田貞晴さんも、熱心に実演をされていました。
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「四方反り鉋を使って、皿の内ぐりの実演をしました。
一枚の板が器になっていく様子を、一般にはなじみが薄いであろう道具とともに見てもらおうと思いました。鉋が木を削り、削る音とともに香りが立ちのぼり、木片が剥がれ落ちる。そのたびに形が変わっていく。木の種類によって、削る音も香りも、手に伝わる抵抗感もそれぞれちがうことも感じてもらえたらと思いました。そのため、私が実演するだけでなく、見ている方にも実際に削ってもらいました」と芦田さん。
「ただ、天気がよく、テントの外は日差しが強くて暑かったので、実演・体験の時間が短かったかもしれません。接客もしながらなので、はじめの目論見どおりには行きませんでした。それでも、初めて曲面を削るという体験をして、始めはうまく削れなかった人が次第にいい鉋屑が出るようになり、夢中で削り続ける様子を見ると、ものをつくるということの源を改めて感じました。また、並べて置いたいろいろな種類の鉋や材料にも興味を持っていただいたようですし、それらを通じて、製品になる前の段階にも想いを致してもらえたのではないかと思います」との感想を下さいました。





同じく木工の山本美文さんも、おなじみのカメラの三脚を改造して、カトラリー作りの実演です。
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そして、実演といえば、FOCの看板となっている、木工の森川雅光さん。
今年もおろし板作りの細かな目を削りだす作業をされていました。
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2010年07月07日

手仕事の風景3

次は、作家ブースにて手仕事の実演をして下さった方のご紹介です。

まずは、アクセサリーの北野真理子さんです。
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「鋳造過程はかなり複雑ですので、何段階も経て金属の形になる ということを、感じていただければと思い、ワックス原型から金属になるまでの工程を、絵に書いたものと実物を貼りつけ、説明文をつけてみました。そして、一番最後の削り仕上げの部分の実演を、いつも使っている作業机を持ってきて実演をさせていただきました」と北野さん。

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「実演というのは初めての経験だったのですが、とても面白いなあと思いました。私はいつもの作業机を持ってきて金属を削るという、私にとっては普通のことなのですが、子供が寄ってきて、『ず〜っとみていたい・・・』と、とても興味津々だったり、おじさんがとても興味津々で説明を聞いてくださったり、他さまざまな方が興味を持って見てくださいました。
 とても嬉しかったのは、『かわいいものがたくさん生まれてるよ〜〜〜』と、女性のお客様がご友人にお話ししてたことです。実は、約1年半、制作をしながら介護をしていた父が、今年3月の末頃他界してしまい、精神的にもなかなかいつもの作業場に戻ることができずにいた時期が続いたの ですが、この言葉を聞いて、うまく言葉にできませんが、自分の手で、生み出しているんだなあと、改めて実感させられました。これからも、ゆっくりとでも、幸せな気持ちになれるモノを作り、生みだしていけたらと思いました」という素敵な感想を寄せて下さいました。




続いて、染織の藤原みどりさんです。
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「今年は、普段仕事に使っている外国製の紡毛機ではなく、終戦直後に日本で作られた紡毛機を持っていき、展示と実演をしました。物資のない時代に身近にあるもの(たとえばトタン釘が使われていたり!)を寄せ集めて作ったようなものなのですが、60年経った今でもビクともしないような丈夫な造りで珍しいものなので、日本における毛織物の歴史のようなものを来場者の方にも一緒に感じていただければと思いました」と藤原さん。

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「ごつい風貌のせいか、意外にも男性の方が興味を持ってじっくりとみてくださった印象が強いです。
 実演をしていると、私にとっては日々の暮らしの中で当たり前の事になっている糸紡ぎが、多くの人にとってはそうではないのだなぁという事をひしひしと感じます。そういった意味でも道具の展示や実演は自分の仕事を知ってもらう良い機会でした」とのことでした。





次は、木工の菅原博之さんです。
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「今回は、機械を改造した台に、普段、工房の作業台につけているクランプを取り付けて、コンパクトな作業台をつくり、テント脇に出て、大きなスプーンなどを彫り、削ってみました。
 何気なく使う、道具だからこそ、手に持った瞬間の感覚が全てだと思います。荒削りなものから、手の感触をたよりに形にしてゆく様を、形が変化する面白さを、手仕事の音と共に伝えられたらと思いました」と菅原さん、昨年も大掛かりな作業台を運び入れて、工房の空気を会場に再現されていましたね。

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「熱心にみて、質問を頂いたりする中で、普段何気なくやっている、自分では当たり前の作業も、人に伝えるとなると、本当に難しい事でした。うまく言葉にして、伝えられたか、、。作業をみて少しでも、手仕事だからできる形の面白さが伝わっているといいなと思いました。
 また、その場でお客様に「もう少し深くできるかしら・・・」と頼まれ、目の前で彫り込む様子をみて、とても感激してもらいました。逆に、僕も新鮮に嬉しい気持ちになりました。(こちらも、普段は絶対に見る事ができないお客様の反応ですよね)」という感想を頂きました。

そういえば、今年も息子さん作のてるてる坊主が会場で風に揺れておりました。
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おかげで今年も晴天に恵まれました!ありがとうございました。




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2010年07月06日

手仕事の風景2


続いては、長野から毎年参加して下さる染織の松島しづさん。
テーマは「羊の毛から産まれる色々なかたち」。
今年も、織りのワークショップを開いて下さいました。
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「今年は卓上機を手に入れて、より分かりやすく説明することにしました。
主としてラグ織りの織り方は、言葉だけでは訳が分からない事が多いのですが、
実際やってみて、こんな簡単なことで出来るのですよとみせて、
興味を持ってもらい、やってみたいと思われて、
織りがより楽しいことになることを願っています。

昨年お教えした方が、その楽しさをしって、廃版になっていた本をてにいれて
色々と挑戦していますと、伝えに来て下さったりしました。
うれしいことです。

織りをなさる方がより楽しい織りを知っていただくことと、
織りをされない方も、これからやってみようかなと思ってもらうこと、
そして毎日手を使って物をつくる生活の大切さ、楽しさを
感じていただければと思っています」とのメッセージを頂きました。



フェルトで数々の犬を制作している松島志織さん。
テーマは「一本の針から広がる世界」です。
志織さんのブースも、子ども達に大人気でした。
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「ニードルフェルトの犬の制作実演をしました。まだまだニードルフェルトの歴史は浅く、知らない方もたくさんおられます。幅広い世代の方々に楽しんでいただけますので、少しでも興味をもっていただけたらと思い実演いたしました」と志織さんは話します。
実際にされてみてお客さんの反応はいかがでしたか?
「実際に始めたいとおっしゃる方がおられたのでとてもうれしく思っております。またどうしても作ってみたいという女の子が2日間通して何時間も粘り強く取り組み、可愛い犬を仕上げて帰って行きました。手でものを作ることの楽しさが熱心に制作する彼女から伝わってきました。そんな姿を見ることができただけでも実演を行って良かったと思っています」という嬉しい感想を頂きました。





染織の武井春香さんも、今年も柿渋染めのワークショップを開いてくださいました。
テーマは「Brown&Colors」。
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続いて、木工の片岡清英さんと紀子さんは「日々の暮しの中で」をテーマに展示。
オイルメンテナンスのワークショップを開いてくださいました。
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「とても好評でお客様に楽しんでいただけました。
木を磨いて、刻印をして、クルミの油を染み込ませる過程を経験していただくことで、木のものを身近に感じて、使っていただけるのではないかと思います」とのことでした。


(つづく)

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